「Dead by Daylight」(デッド・バイ・デイライト)とは、
Behaviour Digitalが開発、Starbreezeが販売する
非対称対戦ホラーゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | 非対称型対戦 サバイバルホラーゲーム |
機種 | PC (Steam) PS4/XB1 |
開発元 | Behaviour Digital Inc. |
販売元 | Starbreeze Studios |
発売日 配信日 |
PC版:2016年6月14日 CS版:2017年6月27日 |
価格 | PC版:¥1,980 ¥2,980 (DX) CS版:¥3,000 |
その他 | -- |
プレイヤーが殺人鬼(1人)と生存者(4人)のチームに分かれて対戦する一人称/三人称視点のホラーゲームである。Steamにて配信中。
2017年6月27日、海外コンシューマ版がPlayStation4/XBOX Oneにて発売。2018年4月4日にPS4版が日本国内で正式配信。XB1版は国内で正式配信は行っていないが、日本語対応。
リリース当初は日本語非対応だったが、その後有志による翻訳が進められ、バージョン1.5.1より実装。正式に日本語対応となった。これに伴い、後発のコンシューマ版も全て日本語化されている。
この有志による日本語翻訳作業は定期的に行われていたが、2019年1月14日に活動終了を宣言。その後、2019年5月26日に日本公式Twitterアカウントが開設された。
おぞましいデザインが特徴的な殺人鬼、様々な背景を持つ生存者のキャラクターが用意され、DLCによって随時追加されている。
たびたびアップデートによるバランス調整や新スキンが追加されるのも特徴。
「悪魔のいけにえ」や「サイレントヒル」等、様々なホラー映画やホラーゲームとのコラボも行っている。レパートリーの豊かさは「ホラー界のスマブラ」と例えられる程。
このゲームを一言で言い表すなら、
「閉ざされたフィールド内での鬼ごっこ」である。
殺人鬼は生存者を見つけ出し、所持している武器で攻撃することにより捕獲する(基本的に2回攻撃を当てる必要がある)。
捕獲した生存者をフィールド内にいくつか設置されているフックに吊るし、生け贄として捧げる(殺害する)ことを目的とする。
生存者はフィールドにいくつか設置されている発電機を起動し、フィールド端のゲートを開いて脱出することを目的とする。
基本的に殺人鬼に反撃することはできないため、仲間と連携してフィールドのギミックをうまく利用しつつ、時に隠れ、時に逃げ回りながら目的を遂行していくことになる。
救済措置として、発電機の修理状況に応じた条件で「ハッチ」が出現。生存者が最後の一人になると開き、ここから脱出することが可能となる。
Ver2.7.0より「エンドゲームコラプス」が実装された。ゲート開放、または殺人鬼によるハッチ閉じで発動。画面上部のタイマーがなくなると、マップ上に残っている生存者は全員処刑される。
レベル制を取り入れており、プレイするごとに蓄積されるポイントを使用してパーク(特殊能力)・アイテムなどを取得することにより、キャラクターをカスタマイズしていくことが可能になる。
殺人鬼側にとっては生存者たちの行動を読み、一人また一人と追い詰めていく愉悦が、
生存者側にとっては薄暗いフィールドの中を、視界と音を頼りに逃げ隠れする緊張感が、
本作の醍醐味と言えるだろう。
往年のホラー映画を彷彿とさせるシチュエーションや設定が多く、独特の世界観も魅力の一つ。
通常版(¥1,980)のほか、オリジナルデジタルサウンドトラック、デジタルアートワーク、他ゲーム「PAYDAY2」のゲーム内で使用できるコラボマスクが手に入る「Deluxe Edition」(¥2,980)もある。
2018年6月のVer2.0より、プレイにより獲得出来るゲーム内通貨「イリデスント・シャード(IS)」にて、生存者及びキラーを無課金で購入出来るようになった(一部、版権関係のキャラクターを除く)。
もちろん従来のDLCでの購入の他、新たなリアルマネー通貨「オーリック・セル(AC)」による購入も追加。ACは他にも、Ver2.0で大量に追加されたキャラクタースキンの購入などに使用する。
拡張セット・DLC
- 【The Last Breath】
- 2016年8月19日に追加された無料DLC。
生存者「Nea Karlsson(ネア・カールソン)」、殺人鬼「The Nurse(ナース)」参戦。
エリア「Crotus Prenn Asylum(クロータス・プレン精神病棟)」追加。 - 【HALLOWEEN】
- 2016年10月25日に追加された有料DLC。価格は698円。
ホラー映画コラボ第一弾。
映画「ハロウィン」より、生存者「Laurie Strode(ローリー・ストロード)」、マイケル・マイヤーズが殺人鬼「The Shape(シェイプ)」として参戦。
エリア「Haddonfield(ハドンフィールド)」追加。 - 【Of Flesh And Mud】
- 2016年12月9日に追加された有料DLC。価格は698円。
生存者「Ace Visconti(エース・ヴィスコンティ)」、殺人鬼「The Hag(ハグ)」参戦。
エリア「Backwater Swamp(バックウォーター沼地)」追加。 - 【Left Behind】
- 2017年3月9日に追加された無料DLC。
FPS「Left 4 Dead」より、生存者「William "Bill" Overbeck(ウィリアム "ビル" オーバーベック)」参戦。
L4D・L4D2とのコラボコスチュームが追加。 - 【Spark of Madness】
- 17年5月12日に追加された有料DLC。価格は698円。
生存者「Feng Min(フェン・ミン)」、殺人鬼「The Doctor(ドクター)」参戦。
エリア「Lery's Memorial Institute(レリー記念研究所)」追加。 - 【A Lullaby for the Dark】
- 2017年7月28日に追加された無料DLC。
生存者「David King(デイビッド・キング)」、殺人鬼「The Huntress(ハントレス)」参戦。
エリア「Red Forest(レッド・フォレスト)」追加。 - 【LEATHERFACE】
- 2017年9月15日に追加された有料DLC。価格は520円。
ホラー映画コラボ第2弾。
映画「悪魔のいけにえ」より、レザーフェイスが殺人鬼「The Cannibal(カニバル)」として参戦。 - 【A Nightmare on Elm Street】
- 2017年10月26日に追加された有料DLC。価格は720円。
ホラー映画コラボ第3弾。
映画「エルム街の悪夢」より、生存者「Quentin Smith(クエンティン・スミス)」、フレディ・クルーガーが殺人鬼「The Nightmare(ナイトメア)」として参戦。
エリア「Springwood(スプリングウッド)」追加。 - 【the Saw】
- 2018年1月24日に追加された有料DLC。価格は720円。
ホラー映画コラボ第4弾。
映画「SAW」より、生存者「David Tapp(デイビッド・タップ)」、二代目ジグソウ、アマンダ・ヤングが殺人鬼「The Pig(ピッグ)」として参戦。
エリア「Gideon Meat Plant(ギデオン食肉工場)」追加。 - 【Curtain Call】
- 2018年6月13日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Kate Denson(ケイト・デンソン)」、殺人鬼「The Clown(クラウン)」参戦。
エリア「Father Campbell’s Chapel(ファーザー・キャンベル教会)」追加。 - 【Shattered Bloodline】
- 2018年9月19日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Adam Francis(アダム・フランシス)」、殺人鬼「The Spirit(スピリット)」参戦。
エリア「Yamaoka Estate(山岡邸)」追加。 - 【Darkness Among Us】
- 2018年12月12日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Jeff Johansen(ジェフ・ヨハンセン)」、殺人鬼「The Legion(リージョン)」参戦。
エリア「Mount Ormond Resort(オーモンド山リゾート)」追加。 - 【Demise of the Faithful】
- 2019年3月20日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Jane Romero(ジェーン・ロメロ)」、殺人鬼「The Plague(プレイグ)」参戦。
エリア「The Temple of Purgation(浄罪の神殿)」追加。 - 【Ash vs Evil Dead】
- 2019年4月2日に追加された有料DLC。価格は520円。
ホラー映画コラボ第5弾。
「死霊のはらわた」シリーズより、生存者「Ashley Joanna Williams(アシュレイ・J・ウィリアムズ)」参戦。 - 【Ghost Face】
- 2019年6月18日に追加された有料DLC。価格は520円。
殺人鬼「The Ghost Face(ゴーストフェイス)」参戦。 - 【Stranger Things】
- 2019年10月18日に追加された有料DLC。価格は1,220円。
ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」より、生存者「Nancy Wheeler(ナンシー・ウィーラー)」「Steve Harrington(スティーブ・ハリントン)」、殺人鬼「The Demogorgon(デモゴルゴン)」参戦。
エリア「Hawkins National Laboratory(ホーキンス国立研究所)」追加。 - 【Cursed Legacy】
- 2019年12月4日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Kimura Yui(キムラ・ユイ/木村結衣)」、殺人鬼「The Oni(オニ/鬼)」参戦。
エリア「Sanctum of Wrath(怒りの聖所)」追加。 - 【Chains of Hate】
- 2020年3月10日に追加された有料DLC。価格は720円。
- 生存者「Zarina Kassir(ザリーナ・カッシル)」、殺人鬼「The Deathslinger(デススリンガー)」参戦。
エリア「Dead Dawg Saloon(死んだ犬の酒場)」追加。 - 【Silent Hill】
- 2020年6月17日に追加された有料DLC。価格は720円。
ゲーム『サイレントヒル』シリーズより、生存者「Cheryl Mason(シェリル・メイソン)」、レッドピラミッドシングが殺人鬼「The Executioner(エクセキューショナー)」として参戦。
エリア「Midwich Elementary School(ミッドウィッチ小学校)」追加。 - 【Decend Beyond】
- 2020年9月9日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Felix Richter(フェリックス・リクター)」と殺人鬼「The Blight(ブライト)」が参戦。 - 【A Binding of Kin】
- 2020年12月2日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Elodie Rakoto(エロディー・ラコト)」と殺人鬼「The Twins(ツインズ)」が参戦。 - 【All-Kill】
- 2021年3月31日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Yun-Jin Lee(リー・ユンジン)」と殺人鬼「The Trickster(トリックスター)」が参戦。 - 【Resident Evil】
- 2021年6月26日に追加された有料DLC。価格は1,220円。
ゲーム『バイオハザード』シリーズより、生存者「Jill Valentine(ジル・バレンタイン)」と「Leon Scott Kennedy(レオン・S・ケネディ)」、追跡者が殺人鬼「The Nemesis(ネメシス)」として参戦。そして、エリア「Raccoon City(ラクーンシティ警察署)」も追加。 - 【Hellraiser】
- 2021年9月8日に追加された有料DLC。価格は520円。
映画「ヘルレイザー」シリーズよりピンヘッドが殺人鬼「The Cenobite(セノバイト)」として参戦。 - 【Hour of the Witch】
- 2021年10月20日に追加された有料DLC。価格は520円。
生存者「Mikaela Reid(ミカエラ・リード)」が参戦。 - 【Portrait of a Murder】
- 2021年12月1日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Jonah Vasquez(ジョナ・バスケス)」と殺人鬼「The Artist(アーティスト)」が参戦。エリア「Forsaken Boneyard(カラスの巣)」追加。 - 【Sadako Rising】
- 2022年3月9日に追加された有料DLC。価格は720円。
映画「リング」より生存者「Yoichi Asakawa(浅川陽一)」と山村貞子が殺人鬼「(The Onryo(怨霊)」として参戦。 - 【Roots of Dread】
- 2022年6月8日に追加された有料DLC。価格は720円。
生存者「Haddie Kaur(ハディ・カウル)」と殺人鬼「The Dredge(ドレッジ)」が参戦。エリア「Garden of Joy(喜びの庭)」追加。
動作環境
最低環境 | 動作環境 | |
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OS | 64-bit Operating Systems (Windows 7, Windows 8 & Windows 8.1) |
64-bit Operating Systems (Windows 7, Windows 8 & Windows 8.1 or above) |
プロセッサー | Intel Core i3-4170 AMD FX-8120 |
Intel Core i3-4170 AMD FX-8300 or higher |
メモリー | 8 GB RAM | 8 GB RAM |
ストレージ | 15 GB 利用可能 | 15 GB 利用可能 |
グラフィック | DX11 Compatible GeForce GTX 460 1GB AMD HD 6850 1GB |
DX11 Compatible GeForce 760 AMD HD 8800 or higher with 4GB of RAM |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
その他 | ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続 サウンドカード: DX11 compatible |
ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続 サウンドカード: DX11 compatible |
プレイヤーキャラ
生存者、殺人鬼側共に各キャラクターごとの固有パークが設定されている。
固有パークは一定のレベルに到達後、成長システム「ブラッドウェブ」にて解放。以後は共通パークとして習得が可能となる。
またキャラクターの背景についてはゲーム内のジャーナルで確認できるほか、「アーカイブ」にて随時追加される。
生存者(サバイバー)
全員が共通して失踪者・生死不明者であり、捜索願が出されている者が多い。
儀式において殺人鬼に殺されても、脱出に成功しても、気がつけば再び焚火の傍に座っているという。
終わりなき恐怖の夜を越え、決して訪れない陽光の下に、彼らが帰還を果たす日は来るだろうか?
- Jake Park(ジェイク・パーク)
- 社長の息子。会社はフォーチュン誌の企業トップ500に名を連ねる大企業で、何不自由なく裕福な生活を送っていた。しかし富と名声によるプレッシャーと親の束縛から逃れる為に退学、家を出て一人生活する事を選ぶ。数年間、森で自活して過ごしていたが、ある日突然行方不明となった。再捜索を願う母親の請願も空しく、森の中で遭難死したと公式に記録されている。
森で培ったが故の隠密行動を得意としており、怪我をした時の呻き声やカラスの騒ぎ声を減らすパークを持つ。また、肉フックや罠をツール無しで無力化するパークが強力。 - Meg Thomas(メグ・トーマス)
- 俊足の女性。学生時代は陸上選手で、大学の特待生の資格を獲得。しかし親の介護の為にアスリートとしての道を諦め、介護のかたわら趣味として走る事を継続する。しかしある時、日課のランニングの途中で森の奥深くに迷い込み、そのまま失踪した。
アスリートらしく移動に関するパークがメイン。特に移動速度を一時的に上昇させるパークが非常に強い。他にも移動時の騒音軽減や、ゲート解放時に性能が大幅に強化されるパークを持つ。 - Dwight Fairfield(ドワイト・フェアフィールド)
- メガネをかけた、冴えないナード風の男性。スポーツも勉強も得意ではなく、学生時代はいじめの対象になっていた。勤め先でも除け者にされており、上司が作った密造酒を振る舞う為に隠れ家のある森に無理矢理連れていかれた後、上司・同僚に置いて行かれるという不幸に見舞われ、そのまま行方不明となった。
逆境によってリーダーシップ能力が開花したのか、味方の位置把握や周囲に味方がいることで互いを強化するパークを持つ。逆に孤立すると弱いので、立ち回りには注意。スキンでハゲ頭を選ぶとそれだけで挑発行為と見なされる不遇キャラ……かと思いきや、ピザ屋の店員風スキンが実装されるなど、何かと公式からネタにされている。実力を見せてみな! - Claudette Morel(クローデット・モレル)
- 幼少時から科学に親しみ、有名大学の奨学金を獲得した秀才。内向的な性格で人付き合いは苦手。そのため「サイエンスガール」と名乗り、ネット掲示板やチャットでの交流を好んでいた。しかしある夜、たまたま外出した先で深い森に迷い込み、行方不明となった。
植物学を始めとした知識をフルに活用し、怪我や治療に関係するパークをメインとする。怪我をしている味方の位置把握や、治療方法が限られたこのゲーム内では強力なアイテム不要の自己回復のパークを持つ。比較的目立ちにくい容姿である事と合わせて、初心者向けの筆頭に挙げられる。
実装された「アーカイブ」で幼少期が描かれており、吃音症だった事、ADHDらしき事が明らかとなった。人間関係を築くのが不得手で、虫や植物を集めたり観察する事に没頭。父親はそんな彼女を理解して深い愛情を注いだが、母親は我が娘が「普通の子」である事を望んでいた様子。 - Nea Karlsson(ネア・カールソン)
- 「The Last Breath」で追加。
スウェーデンからの移民。幸福な幼少期を過ごしたが、アメリカに移住した事で生活が一変。親への反発から非行を繰り返し、悪い仲間とつるんでは警察に追われる日々を送っていた。古い精神病院の事を友人から聞かされ、廃墟に忍び込んで落書きを繰り返していたが、突如として失踪した。
警察に追われていた経験から「隠れながら逃げる」事を得意としており、しゃがみ移動高速化や着地硬直の軽減が出来る。他にアイテムの消費速度軽減パークも持つ。 - Laurie Strode(ローリー・ストロード)
- 「HALLOWEEN」で追加。
映画「ハロウィン」(監督:ジョン・カーペンター)からの出演。
本人も知らなかったとある因縁により、殺人鬼・マイケルに執拗に狙われた女性。その被害は長らく続いて彼女を苦しめ、後のシリーズでは彼女の血縁にある少女までも狙われる羽目に陥った。
ホラー映画の主役を担ったが故か、注目される、つまり「囮性能」が高いパークを持つ。鬼と自身がお互いに見える様になるパークのほか、鬼に捕まった際に1度だけ反撃・脱出出来るパークを持つ。 - Ace Visconti(エース・ヴィスコンティ)
- 「Of Flesh And Mud」で追加。
チャラいイタリア風のおっさん。ギャンブラーにして詐欺師。アルゼンチンからアメリカに移住し、持ち前のトークスキルとしたたかな手腕でのし上がる。浮き沈みが激しい日々でも希望を持ち、幸運を信じて暮らしていたが、「借りてはいけない相手」に借金をこしらえて追われる中、謎の失踪を遂げた。
「幸運」「希望」を体現するように、味方全体の運(各種確率)を上昇させるパークや、入手するアイテムが良くなるパークを持つ。また用心深さを体現する、発動中の位置強調表示の範囲を広げるパークも。 - William "Bill" Overbeck(ウィリアム・"ビル"・オーバーベック)
- 「Left Behind」で追加。
FPS「Left 4 Dead」とのコラボで登場。ただしCS版では版権の都合で未登場で、固有パークは共通パーク扱いになっている。
ベトナム戦争に参加した経験もある老兵。3人の仲間と共に、次から次へと押し寄せる感染者(インフェクティッド)との戦いを繰り広げる。最後の脱出を果たす際に一人残り、仲間の脱出を手助けして犠牲となった。その後、ふと気がつくとこの世界で目を覚ます。多くの感染者をミンチに変えてきた武器こそないものの、決して諦めずに「生存」をかけて戦い続ける事となった。
L4Dの時にも発揮されていた「ピンチに強い」という点に特化しており、一人限定の時の修理速度増加や、ダウン攻撃を受けてもダメージ発生を遅らせたり、瀕死の状態から1度だけ復帰できる。 - Feng Min(フェン・ミン)
- 「Spark of Madness」で追加。
ゲーム好きが高じてeスポーツの世界に身を投じた少女。漢字表記では「凤敏」(簡体字)または「鳳敏」(繁体字)。
ゲームに没頭する娘を理解できない親元から離れ、ネットカフェで生活・活動。実力が認められてeスポーツチーム「LESER BEARS」に勧誘され、「Shining Lion」の名で知られるようになる。しかし睡眠不足から来る戦績のダウンに悩まされ、街を彷徨ううちに昏倒。目覚めた時には、悪夢の世界に迷い込んでいた。
ゲームで鍛えた手先の器用さを活かした「発電機周りでの攻防」を得意としており、発電機修理に有利なパークの他、障害物を乗り越えた直後の移動速度が向上するパークを持つ。 - David King(デイビッド・キング)
- 「A Lullaby for the Dark」で追加。
裕福な家庭に生まれた、典型的ジョック。通称デビキン。
恵まれた身体能力によってラグビーの選手となったが、短気さから問題を起こして解雇。親の財産による豊かな暮らしを満喫しながら酒や喧嘩に明け暮れ、用心棒の真似事をしていたが、突如として消息を絶った。
タフネスが売りで、負傷時に一定時間無敵状態でダッシュできたり、負傷状態からスタートし、治療をしても体力は全快しないが多数の効果を発動出来る等、負傷時に有利になる固有パークを持つ。 - Quentin Smith(クエンティン・スミス)
- 「A Nightmare on Elm Street」で追加。
映画「エルム街の悪夢(2010年版)」(監督:サミュエル・ベイヤー)からの出演。
ヒロイン・ナンシーの友人。彼女と共に、かつてフレディが庭師を務めていた幼稚園に通っていた。
やがてフレディが復活、幼稚園の子供(成長してティーエンエイジャーとなっている)を殺し始める。友人達を失いながらもナンシーと共に戦い、フレディを倒す事に成功。しかし映画のラストでフレディは復活、ナンシーの母を殺害する。その後、自分の夢においてフレディと再度対峙し、彼を道連れに「終わりなき悪夢」に残る。そして他の生存者と共に、生き残りをかけて戦う事となった。
眠れば襲われる為、覚醒状態を維持しようと覚えた薬学を応用したパークや、木箱から救急箱が出る確率が上がる、ゲートが常時表示される等、押された形勢を立て直すパークがメイン。 - David Tapp(デイビッド・タップ)
- 「the Saw」で追加。
映画「SAW」(監督:ジェームズ・ワン)からの出演。またゲーム「SAW THE GAME」にも主人公として出演している。
殺人課の刑事で、連続殺人鬼「ジグソウ」を追っていた。ジグソウが残したビデオを手掛かりに事件現場に踏み込むが、そこで相棒がトラップに引っ掛かり死亡。責任を問われて解雇された後もジグソウ逮捕に執念を燃やして捜査を続行するが、やがて自らもゲームに巻き込まれ、消息不明となった。
固有パークは刑事らしく、殺人鬼の心音範囲に留まって「張り込む」事でポイントを取得してスキルチェック判定を上昇させたり、這いずり状態での移動速度上昇、および回復が可能となる。 - Kate Denson(ケイト・デンソン)
- 「Curtain Call」で追加。
音楽をこよなく愛する、金髪のナイスバディのお姉さん。
幼い頃から歌うのが好きで、ギターを練習して人前で歌い始めたのは8歳の時だった。トラックで各地を回りながら歌い続け、多くの友人を作る。ある時彼女は森の中で強いインスピレーションを感じ、ギターを手に作曲を始める。陽が落ちても焚火の傍で夢中になって演奏していた彼女は、闇の中から伸びてきた「蜘蛛のような無数の足」に捕まれ、抵抗する術もなく連れ去られた。
音楽が得意なキャラクターという事で、固有パークにはいずれもケイトが作った曲の名前。近くにある板や窓枠が可視表示されたり、自分を担いだ殺人鬼に抵抗してフックのオーラ表示を阻害したり出来る。 - Adam Francis(アダム・フランシス)
- 「Shattered Bloodline」で追加。
ボックスヘアが特徴の、白衣を着たお兄さん。関口メンディーではない。
ジャマイカ出身。物書きだった父が自動車事故で他界し、厳格な叔父に育てられた。キングストン大学で父の作品に触れて文学の道に進み、その後教員として日本の鹿児島に赴任。放課後に勉強会を開いて生徒の質問に真摯に答えるなど、厳しいが誠実な教師として評価されていた。しかし日本での暮らしに慣れた頃、列車の脱線事故に遭遇してしまう。事故現場で彼の遺体は確認されず、そのまま行方不明になった。
他の生存者を救出後に自力でフック脱出可能になるという、強力なパークを持つ。そのほかにも小石を投げてキラーを陽動したり、トークンを貯めてスキルチェックボーナスを付与できる。 - Jeff Johansen(ジェフ・ヨハンセン)
- 「Darkness Among Us」で追加。
ロンゲ&立派な髭が特徴のおじさん。おっかない外見に反し、穏やかな性格。
アルバータ州オーモンドで生まれ育つ。不仲の両親の下で現実逃避からヘビーメタルの音楽にのめり込んだ。アルバイトの空き時間でロゴのスケッチをしていた時にたまたま常連の目に止まって依頼を受け、初めての「作品」である「THE LEGION」のグラフィティを製作。両親が離婚後は母と共にオーモンドを離れ、デザイナーとなる。その後オーモンドに残っていた父の訃報を知らされ、遺品整理のために戻った彼は、ふと思いついて「最初の作品」があるロッジへと向かい、消息を絶った。
フックから自力脱出また救助されるとフックを破壊し、更に殺人鬼のオーラが見えるというパークを持つ。また他の生存者をフックから救助するなど協力する事で「繋がり」を持つ、トークン消費で一時的に殺人鬼からオーラが見えなくなるなど、ユニークなパークを持つ。 - Jane Romero(ジェーン・ロメロ)
- 「Demise of the Faithful」で追加。
パンツスーツを着たキャリアウーマン風のグラマラスな女性。
有名女優の母と売れないアーティストの父の間に生まれるが、程なく両親は離婚。母親への恨みと憧憬を抱いて育ち、後を追いかけるようにテレビ業界に身を投じる。やがてトークショーの司会として人気を獲得、冠番組を持つほどの人気者となった。しかし離婚問題を扱った特集で母が番組に出演した際、生放送において本人から血縁関係を否定されてしまう。混乱の内に番組は終わり、父と話をするべく車を走らせていたが単独事故を起こし、遂にその死体は見つからなかった。
発電機修理後に走っても足跡を残さないパークや、他の生存者を治療すると自分の負傷も回復できるパークを持つ。またロッカーから飛び出した勢いで鬼をスタンさせられる、気の強さを象徴するようなパークも。 - Ashley Joanna Williams(アシュレイ・J・ウィリアムズ)
- 「Ash vs Evil Dead」で追加。
通称アッシュ。TVドラマ「死霊のはらわたリターンズ」とのコラボで登場。映画「死霊のはらわた」(監督:サム・ライミ)および続編シリーズの主人公。
友人や妹と共に山小屋で週末を過ごすが、そこには死者を蘇らせる「ネクロノミコン」と呪文を吹き込んだテープが隠されていた。不用意にこれを使った事で闇の力を目覚めさせてしまい、死霊に取りつかれて襲ってくる友人や妹、更に自身の右手を失う災難に合いながら生還。
それから30年後、スーパーで働きながら酒場で女を口説くダメおじさんと化していた。しかし酔った勢いでかつて死霊を蘇らせた呪文を唱えてしまい、大騒動に。奮戦するも瀕死の状態で何処かへと連れ去られ……気がつくと暗い森に取り残されてしまっていた。頼りの武器もない状態で、新たな戦いに身を投じる。ビルやデビキンと一緒に鬼返り討ちにしそう。
瀕死状態に対して効果を発揮するパークが特徴。瀕死状態の仲間の回復状態を視認、回復した分が担がれた時にもがくゲージにプラスされるほか、鬼の攻撃を条件つきで無効化するという、いかにもホラー映画の主人公的なパークを持つ。
なお情報解禁前に、プライベートマッチでパークがフライング実装されてコラボがバレるという珍事があった。また声はアッシュ役を演じ続けてきたブルース・キャンベルが担当しており、ファンにアツいメッセージを送っている。 - Nancy Wheeler(ナンシー・ウィーラー)
- 「Stranger Things」で追加。
Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボで登場。
『ST』の舞台となるホーキンスの高校生。聡明で勇敢な少女で、研究所が原因の怪異に弟や友人を巻き込まれた。友人を助けて真相を突き止める為、デモゴルゴンによって壊滅的な被害を受けたホーキンス研究所に潜入したが、知らぬ間に霧の世界に迷い込む。
「真相を究明する」姿を反映してか、自分が修理する発電機の可視化、自分の足跡の可視化および歩行速度の上昇といったパークを持つ。トーテムを浄化した後でロッカーに隠れると体力が回復する、隠密と回復に特化したパークも。 - Steve Harrington(スティーブ・ハリントン)
- 「Stranger Things」で追加。
Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボで登場。
『ST』の舞台となるホーキンスの高校生。皆の人気者で女の子にはモテモテ、ナンシーの彼氏でもある。序盤では典型的な嫌な奴だったが、仲間を助ける為に怪物に立ち向かう勇気を見せるなど、独善的な面は改善している。ナンシーから助けを求める電話を受け、デモゴルゴンによって壊滅的な被害を受けたホーキンス研究所に潜入したが、知らぬ間に霧の世界に迷い込む。
「仲間を守り、ともに戦う」姿を反映してか、フック救助によって救出した仲間の痕跡を一時的に消したり、耐久に入った後で仲間が近くに来る事で進行ゲージを止めたり、条件を満たした状態でフックから脱出後に体力が回復するなど、フック回りで効果が発動するパークを持つ。 - Kimura Yui(キムラ・ユイ/木村結衣)
- 「Cursed Legacy」で追加。
岐阜県・飛騨市出身。幼い頃からレースに夢中になり、その腕前は同年代の男児にも劣らなかった。父親の反対を受けながらも祖母の支援を受けてレーサーになる夢を追い、名古屋に出る。そこで違法なストリートレースに参加し、多額の賞金を稼いだ。気は強く、ストーカーにつけ回されて襲われた際にも果敢に抵抗、負傷しながらも拘束して警察に突き出している。
その後、女性だけのバイカーチーム「サクラ7」を結成して名をあげた。スポンサーもつき、遂には全日本選手権に出場する機会を得る。成功への道は、しかしレース中に不吉な霧の中に迷い込んだ時点で絶たれてしまった。
「傷つきながらも勝利する」生き方からか、負傷してもしばらくのあいだ血痕が残らなかったり、殺人鬼に運ばれている生存者の近くにいるとお互いの移動速度/もがき速度が上昇するパークを持つ。倒した板を元の立った状態に戻せる、風変わりなパークが特徴。
2020年1月30日に販売開始された「おぞましい祭り」にて、新スキンが追加。背中に大きく「飛騨市」とプリントされていたことから飛騨市観光協会がTwitter上で反応。更に飛騨市長の都竹淳也氏がFacebookにて好意的なコメントを寄せ、岐阜新聞にも掲載されるなど話題となった。 - Zarina Kassir(ザリーナ・カッシル)
- 「Chains of Hate」で追加。
まとめ髪の美女。ブルックリンのレバノン人の家に生まれ育ち、ニュース番組を見てジャーナリストを志す。10代からインターネット上で独自取材を発表して注目を集め、ファーストフード店のオーナーの不正を潜入取材で暴露するが、テレビではまともに取り上げられなかった。その後映画を自主製作し、移民への差別から冤罪で処刑された「サッコとヴァンゼッティ」事件に着想を得た長編映画を発表、賞を獲得。新進気鋭の映画作家としての一歩を踏み出した矢先、父が街中でトラブルに巻き込まれて殺害されてしまう。逮捕された犯人にあえて取材を敢行したザリーナは、彼が収監されているヘルシャー刑務所の囚人達から、かつてここで起きた虐殺事件について教えられる。ザリーナは刑務所内の見学に参加し、虐殺事件の犯人とされる「狂乱のアイルランド人」の独房に潜入。しかしそこで死んだ男の幻影を見たのを最後に、闇に飲み込まれて消息を絶った。
救助された後に一時的にオーラの不可視化およびうめき声を消すパーク、修理した発電機がオーラで表示されるパークを持つ。特定条件下で仲間に治療を行い、自分が負傷する代わりに相手を即座に回復できる「自己犠牲」的なパークも。 - Cheryl Mason(シェリル・メイソン)
- 「Silent Hill」で追加。
ゲーム「サイレントヒル」シリーズからの出演。
金髪のショートヘアの少女。『3』の主人公・ヘザーその人である。
『1』のキーパーソンである「魔女」ことアレッサ・ギレスピーから分かたれた存在。赤子の姿で泣いている所を偶然通りかかったハリー・メイソンとその妻に保護され、シェリルと名づけられて育てられる。カルト教団の儀式でアレッサが「神」を孕んでいた事で運命に翻弄され、教団からの逃亡生活を続けたが発見され、養父ハリーを失う悲劇に見舞われた。全ての元凶であるサイレントヒルに向かって事件を解決した後は、父への罪悪感と悪夢に悩まされながらもボランティア活動に身を投じる。しかしある時手にした電話から聞こえてきた声に導かれるように、いつしか彼女は霧の森へと誘い込まれていた。
生存者の中でも屈指の苦難の道を歩んできたこともあり、オブセッションと相互に連携を取りやすくなるパークや、呪術の影響下で瀕死から自力回復できるパークを持つ。修理中の発電機にエンティティを召喚して一時的に生存者・殺人鬼ともに干渉不可能にするパークは、アレッサとして「神」を孕んだ過去によるものかも知れない。
ちなみに「1」に登場したリサ・ガーランドになれるスキンが実装と共に用意されており、ファンには嬉しい仕様。そのうち魔法少女も来て欲しい
殺人鬼(キラー)
全員が、殺人鬼へ至るバックストーリーと、それぞれに由来するステージを持っている。
Entity(エンティティ)と呼ばれる正体不明の邪悪な存在に忠誠を誓い、生存者を狩っては主への生贄にしている。
また設定として、Entityは自分に逆らう殺人鬼を拷問にかけ、服従させているという。体に傷のある殺人鬼は、もしかして……?
- The Trapper(トラッパー)
- 不気味な笑顔の仮面が特徴的な大男。武器は鉈。意味は「罠使い」。
当初の名前は「Chuckles(チャクルズ=くすくす笑う)」だった。
本名・Evan Macmillan(エヴァン・マクミラン)。冷酷な守銭奴の父親の言いなりとなり、所有する鉱山で働く労働者の始末をはじめ、様々な汚れ仕事を請け負っていた。父親の命令のままに殺した人間の数は3桁を超えているが、その父親を殺害して殺人鬼になった理由は誰も知らない。
罠(トラバサミ)を仕掛けて生存者の捕獲を狙う。そのため、生存者の心理を突いた設置が肝となる。犠牲者を吊るす肉フック前の罠待ちが非常に強力。
根城にしているステージはThe Macmillan Estate(マクミラン地所)。
大富豪・マクミラン家の所有地。鉄鉱石の採掘および鋳造が行われていたが、労働者を奴隷同様に酷使し、反抗する者は溶鉱炉に連れていかれて「始末」されていた。最終的に労働者達は採掘坑に閉じ込められて殺害され、当主のアーチー・マクミランも倉庫の地下室で死体となって発見された。
実装された「アーカイブ」で過去が描かれており、父親ともどもかつての姿が明らかとなった。それによるとかつては真っ当な青年で、父親が搾取する労働者達に理解を示し、劣悪な労働環境の改善に協力しようとしていた。また絵を描く事を好んでいたが、父親からの暴力によって抑圧され、後継者として現場で学ぶ事を強いられる。自由になる事を願い、眠っている父親を殺そうとするが、「その時は」果たせずに終わった。 - The Wraith(レイス)
- 透明化の能力者。武器は骨で作った武器。意味は「死霊」。
当初の名前は「Banshee(バンシー=死の妖精)」だった。
本名・Philip Ojomo(フィリップ・オジョモ)。治安の宜しくない地域から街に出て、自動車解体工として真面目に働いていた。ある日車を潰した後のスクラップから滴る血に気づき、自分が知らない内に殺人に手を染めていた事を知って発狂。雇い主を惨殺して行方をくらませた。前述の武器の素材は雇い主の遺体であり、武器名にも雇い主の名前が付けられている。
手にした「悲哀の鐘」を鳴らす事で透明化できる。透明の間は攻撃できないが、移動速度が上昇し、生存者からもうっすらとしか見えず、心音で検知できないので接近の面では強力。ただし、鐘の音が五月蠅いこと、透明化解除後すぐには攻撃できないのが弱点。
根城にしているステージはAutohaven Wreckers(オートヘヴン廃車置場)。
前述の通り殺人および死体隠蔽に使われていた場所であり、後にスクラップの中からは数百もの遺体が見つかった。その後施設は閉鎖されたが、今でも夜な夜な粉砕機が動く音が聞こえるという。 - The Hillbilly(ヒルビリー)
- チェーンソー男。武器は金槌。意味は「田舎者」。
本名・なし。貧しい農場の望まれない子として生まれ、醜さも手伝って両親の手で部屋に閉じ込められ、虐待されて育つ。やがて虐待こそが愛情であるという歪んだ認識を持つようになり、ついには両親を骨の髄まで「愛して」殺害した。
チェーンソーは高速で正面に突撃し、当たると生存者を一撃でダウンさせられるが、当てるのは慣れが必要。騒音がものすごいが、高速移動にも使える。映画「悪魔のいけにえ」の殺人鬼・レザーフェイスがモデル……と思ったら後々に本人が来た。
根城にしているステージはColdwind Farm(コールドウィンド農場)。
トウモロコシが一面に生え、殺された家畜が吊るされているなど、生きているものの姿は見られない。この農場を売却しようとした者がいたが、惨殺死体となって飾られた為に近づく者はいなくなった。 - The Nurse(ナース)
- 「The Last Breath」で追加。
瞬間移動の能力者。武器は骨ノコ。殺人鬼側初の女性。意味は「看護婦」。
本名・Sally Smithson(サリー・スミッソン)。夫を事故で亡くした後、生活の為に精神病院に20年間勤務。悲惨な環境から来る狂気に飲まれ、「救済」のために50人以上もの患者を殺害した。生存者を殺害する演出で、絞め殺した相手の瞼を撫でて目を閉じさせる辺りに想いが伺える。
最大の特徴は障害物を無視した瞬間移動が可能という点。これにより生存者との距離を詰め、攻撃に繋げられる。ただし能力を連続使用後に一定時間行動不能になるのと、通常の移動が遅いのが弱点。
根城にしてるステージはthe Crotus Prenn Asylum(クロータス・プレン精神病棟)。
暴力的な傾向にある重度の患者が押し込められ、ショック療法による「治療」が行われていた。しかし患者の「集団自殺」後に閉鎖、放火によって建物は焼け落ちた。 - The Shape(シェイプ)
- 「HALLOWEEN」で追加。
映画「ハロウィン」(監督:ジョン・カーペンター)からの出演。
のっぺりしたゴムマスクを被る殺人鬼・Boggieman(ブギーマン)。武器は包丁。意味は「幻影」。
本名・Michael Myers(マイケル・マイヤーズ)。幼少時より善悪の区別を持たず、わずか6歳の時に姉とその恋人を殺害。精神異常者として15年間精神病院に収監されていたが、ハロウィンの夜に職員を殺害して脱走。とある因縁を持つ少女・ローリーを執拗に狙い、連続殺人を繰り返した。後付けで色々設定が生えているが、基本的に不死身。
犠牲となる生存者を見つめる事で自身の能力を強化させる。Lv1では隠密性が高く、生存者の近くにいても心音がしないが、代わりに移動速度が遅い。しかし生存者の姿を凝視し続ける事でLv3にまでなると、移動速度が速くなり、一撃で瀕死にしてくる。
強化されるごとに専用BGM(映画のメインテーマ)がかすかに流れ、生存者全員が聞く事が可能。また、生存者を追跡している時の音楽も映画で使用された曲である。告知トレイラーでは映画のメインテーマと共にその存在が示唆され、ファンにとってたまらない仕様となった。
根城にしているステージはHaddonfield(ハドンフィールド)。
イリノイ州にある閑静な住宅街。マイケルとローリーが生まれ育った町で、劇中ではたびたび大量殺人の現場となった。 - The Hag(ハグ)
- 「Of Flesh And Mud」で追加。
ナースに続く女性殺人鬼......なのだが、やせ細り朽ち木のような皮膚にねじけた手足と、女どころか人間にすら見えない怪物。武器は鉤爪。意味は「鬼女」。
本名・Lisa Sherwood(リサ・シャーウッド)。静かな村に暮らす、古老に教えてもらった安全や幸運のおまじないが好きな少女だった。しかしある時食人カルトの集団によって沼地へと誘拐され、肉を削がれて食われるという凄惨な拷問を受ける。極限状態の中、やせ細った身体で拘束から逃れることに成功。狂気と復讐の念に囚われ「鬼女」と化した彼女は、カルト集団のメンバーを殺害して貪り食い、失った右手を付け替えた。
地面に「まじない」を描く事で、生存者が近づくと自分と瓜二つの泥人形を出現させる。この泥人形はセンサーになる他、近くにいればその場にテレポートする事が可能。
根城にしているステージはBackWater Swamp(バックウォーター沼地)。
かなり広い湿地帯。外輪船「ペイル・ローズ」号が難破したまま放置され、朽ちるがままになっている。後の捜査で37人の遺体が発見されたが、全て念入りに肉を引きはがされていたという。 - The Doctor(ドクター)
- 「Spark of Madness」で追加。
開瞼器と開口器を装着し、歯と目を剥き出しにした白衣の大男。武器は電流棒。意味は「医師」。
本名・Herman Carter(ハーマン・カーター)。高校時代から優秀な頭脳を発揮し、精神分析の分野において才能を開花させ、CIAにスカウト。しかし与えられた任務は医療行為ではなく、スパイへのより効果的な尋問技術の「開発」だった。研究所では師の指導の下で尋問技術を「開発」し、電流を使った拷問による尋問を繰り返す。その中でいつしか殺人鬼へと変貌し、多数の囚人やスタッフを殺害、行方不明となった。
武器の電流棒は、攻撃用の「処罰」と拷問用の「治療」のモードに切り替えられる。この「治療」モードにおいては周囲に電撃を流す事で生存者に「狂気」状態を付与する。「狂気」に陥った生存者は叫び声をあげ、強調表示されるので見つかりやすくなる、一時的に行動が不能になるなど様々なペナルティを受ける。
根城にしているステージはLery's Memorial Institute(レリー記念研究所)。
イリノイ州の森の中に建てられた軍病院を改造し、最先端の尋問技術の研究と実験に用いられていた。しかしその後、囚人やスタッフが拷問の末惨殺されているのが発見。その中には、生きたまま解剖された師も含まれていた。しかしこの不祥事は政府に握り潰され、施設は閉鎖された。
ちなみにこのキャラ、元ネタが実在する。3000人以上のネット依存症の若者に電気ショック療法を施し、当局から業務停止を食らった中国の精神科医、楊永信(ヤン・ヨンシン)。「電撃の悪魔」と呼ばれていたそうな。 - The Huntress(ハントレス)
- 「A Lullaby for the Dark」で追加。
ウサギのお面をつけた女性殺人鬼。女性と言っても職業(?)柄か、体格はごつい。常に子守唄をハミングしている。武器は斧(ブロードアックス)と手斧(ハチェット)。意味は「女狩人」。
本名・Anna(アンナ)。ファミリーネームは不明だが、ストーリー背景からロシア人と思われる。母と二人で森で暮らし、狩猟によって生計を立てていた。愛情をもって育てられ、サバイバルの技術や知識を覚えていくが、ヘラジカの狩猟中に母が彼女を庇って死んでしまう。幼い彼女は正しい導きのないまま、心が成長することなく狩人となり、食物連鎖の頂点に立つ者として森に君臨。森に踏み入る人間を容赦なく狩り、半人半獣の怪物と恐れられた。
一方で寂しさからか、幼い少女だけは殺さずに「保護」していた。しかし少女達は厳しい環境下で衰弱死を余儀なくされ、その都度代わりの少女を探し続けている。身に着けたマスクは少女たちを怖がらせない為のアイテムであり、今は亡き母が残した愛情の証である。
サブの手斧は投擲武器で、殺人鬼としては初の飛び道具となる。窓枠や板を利用した回避を潰せる為、生存者は他の殺人鬼とは異なる逃走手段を取らなければならない。ちなみに手斧は最大で5本まで所持でき、ロッカーからの補充が可能。
根城にしているステージはRed forest(レッド・フォレスト)。
巨木と岩が点在する森で、彼女と母が暮らした一軒家が廃墟となって残っている。後に戦争が起き、ロシアに侵攻してきたドイツ軍の兵士達が、この森に住まう「怪物」によって多数犠牲となった。
ちなみに彼女が口ずさむ歌は、ロシアの伝統的な子守唄「バーユ・バーユシュキ・バーユ(Баю-баюшки-баю)」。寝ない子は狼に捕まって森に連れていかれるよ……という、地味に怖い歌である。 - The Cannibal(カニバル)
- 「LEATHERFACE」で追加。
映画「悪魔のいけにえ」(監督:トビー・フーパー)からの出演。
人皮を使ったマスクをかぶった殺人鬼・Leatherface(レザーフェイス)。武器は金槌とチェーンソーの二刀流。意味は「人食い」。
本名・Bubba Sawyer(ババ・ソーヤー)。テキサス州のとある荒野の一軒家に、家族と共に住んでいる。御年137歳の父、ミイラ化した母、キ●ガイ肉屋の長男、自傷癖のある双子の次男と三男がおり、本人は末っ子。迷い込んだ旅行者を襲って殺害、解体して「家具」に加工、人肉は長男が売りさばいていた。知能は8歳程度しかなく、家族に対しては従順。捕獲した女性に恋をして他の家族から隠すなど、人間臭い一面もある。ややふくよかな体型だが足は速く、怪力を誇る。ちなみに本人は女装癖があり、マスクも女の顔からはぎ取った皮膚で作っている。つまり男の娘なんだよ!
見てわかる通りヒルビリーの原型であり、武器も共通している。ただしヒルビリーと違い、多少速度は上昇するがチェーンソーによる高速ダッシュは出来ない。チェーンソーは連続して振り回せる為、状況によっては複数人をまとめて倒す事も可能。また生存者をフックに吊るすと他の生存者を一時的に表示したり、瀕死状態の生存者を他の生存者から見えなくするなど、より助けにくい状況に追い込む事が出来る。 - The Nightmare(ナイトメア)
- 「A Nightmare on Elm Street」で追加。
映画「エルム街の悪夢(2010年版)」(監督:サミュエル・ベイヤー)からの出演。
全身が焼けただれた、縞模様のセーターと中折れ帽の男。武器は鉄の鉤爪。意味は「悪夢」。
本名・Fred Krueger(フレッド・クルーガー)。通称フレディ。幼稚園の庭師を務めており、愛想が良く親切な男として通っていた。しかしその裏の顔は幼児性愛者で、子供を対象に性的な悪戯をしていたことが発覚。怒り狂った親達に追い詰められ、逃げ込んだ廃屋に火をかけて焼き殺された。
その後、悪魔と契約して「夢の世界に現れる殺人鬼」として復活。自分を殺した大人を苦しめる為、本人達ではなく彼らの子供を夢に捕らえて惨殺していった。
夢の中ではほぼ無敵、かつ神出鬼没。あらゆる姿に変身し、物理法則の限界を超えて犠牲者を追い詰め、嬲りものにして殺害する。夢の中で殺された犠牲者は、現実世界でも同じように殺される。
本作開始前にクエンティンの夢に登場して彼を襲うが、道連れとして夢の世界に閉じ込められてしまう。しかしそれは、フレディにとっては「楽しい遊び場」でしかなかった。
通常の状態では夢の世界にあり、生存者を攻撃する事は出来ず、また生存者からはフレディを視認する事が出来ない。しかし生存者を夢の世界に引きずり込んで殺害するという、変わった能力を持つ。
子供達が歌う童歌がかすかに聞こえる為、生存者は自分の近くにフレディがいる事は把握できる。なお夢の世界から抜け出す方法はスキルチェックの失敗、他の生存者に起こしてもらうなどさまざま。
根城にしているステージはSpringwood(スプリングウッド)。
オハイオ州中西部の閑静な住宅街で、フレディが勤めていた「バダム幼稚園」を擁する。前述の惨劇により住民が次々と立ち去り、すっかり寂れてしまっている。
リリース直後に強すぎるという意見を受けて弱体化が入り不遇をかこう形となったが、2019年7月のリワークで大幅に仕様が変更。生存者が眠りに落ちる仕様が変更され、罠を設置して索敵・足止めする「ドリームスネア」、まやかしの板を生成する「ドリームパレット」(アドオンによってどちらかを選択可能)のほか、発電機にテレポートできる「ドリームプロジェクション」が追加された。 - The Pig(ピッグ)
- 「the Saw」で追加。
映画「SAW」シリーズからの出演。
赤いロングコートにざんばら髪の「豚」マスクの女。武器は右手の仕込みブレード。
本名・Amanda Young(アマンダ・ヤング)。かつて冤罪事件に巻き込まれて有罪判決を受け、薬物中毒になって自暴自棄な生活を送っていた所を「命を省みない人間に命の価値を再認識させる」事を目的とした「ジグソウ」ことジョン・クレイマーによって「ゲーム」にかけられる。
「ゲーム」からの生還を果たした後はジョンの教えに感化されて弟子となり、脳腫瘍で余命幾許もない彼に代わって「ゲーム」を執り行っていた。しかしそれはジョンの教えを曲解した「決して生還できないゲーム」でしかなく、ジョンが仕掛けたテストに失敗して死亡。しかし気がつくと彼女は見慣れた「ゲーム」の舞台にあった。
映画に登場した逆トラバサミを瀕死状態の生存者に仕掛ける事が可能。逆トラバサミは発電機修理によってタイマーが作動、マップ内の「ジグソウボックス」からランダムに配置された鍵を見つけて解除しない限り、2分半で発動して生存者は即死する。開いたゲートから脱出しようとしても発動する為、生還したければ鍵を探すしかない。なお時間経過はチェイス中などでは一時停止される。
その他にもしゃがむ事で心音を無くし、生存者に近づいて一気に距離を詰めて攻撃できる。また仲間をフックから救出した生存者を一撃で瀕死にする固有パークなどを持つ。
根城にしているステージはGideon Meat Plant(ギデオン食肉工場)。
ジョンが生まれてくる予定だった我が子の名を冠した工場。強盗による妻の流産や脳腫瘍によって絶望、自殺を図るも生還して大悟した彼が、被験者に命の価値を見出させる「ゲーム」の舞台となった。 - The Clown(クラウン)
- 「Curtain Call」で追加。
出っ腹が特徴の、ピエロのメイクをした派手な姿の男。武器はバタフライナイフ。意味は「道化」。
本名・Kenneth Chase(ケネス・チェイス)。内向的な少年として育ち、鳥の羽を集めるのが趣味となる。だが興味はあくまでも羽にあり、麻酔を使って捕らえた小鳥を殺しては、羽以外の余分なモノを「処分」していた。趣味の対象はより大きな獲物にエスカレートし、遂に対象は人間となる。鳥の羽や人間の指の「コレクション」を見つけてしまった父親の許から、彼は立ち去った。
その後旅のサーカス団に入り、Jeffrey Hawk(ジェフリー・ホーク)と名乗った。表では快活な性格を演じながら、10年に渡り巡業に身を置く。しかし裏ではおぞましい趣味を継続しており、遂にサーカスの客全員を薬で眠らせて「コレクション」を選定するという振る舞いに及ぶ。脱走に成功した観客の一人が助けを求め、それを知った彼は馬車を牽く馬に鞭をくれ、闇の中へと姿を消した。
麻酔薬が詰まった薬瓶を投げる事が出来る。これにより煙幕を作り、生存者の視界を奪い、移動速度を低下させる。ピエロに対する恐怖感から心音範囲にある生存者の治療速度を遅らせたり、生存者をフックに吊るして発電機の修理を遅延させる固有パークを持つ。
根城にしているステージはFather Campbell’s Chapel(ファーザー・キャンベル教会)。
クロータス・プレン精神病棟にある教会で、かつては患者の心の拠り所だった。過酷な環境下で恐怖に震える患者を神父は支えようとしたが、「集団自殺」事件により閉鎖、廃墟となった。しかし今や奇怪なサーカスのテントが建てられ、様々なアトラクションが立ち並んでいる。 - The Spirit(スピリット)
- 「Shattered Bloodline」で追加。
髪を振り乱し、蒼褪めたバラバラ死体を継ぎ合わせたような女。武器は刀。意味は「幽霊」。
本名・Yamaoka Rin(ヤマオカ・リン/山岡凜)。なお山岡家は元をたどれば武家だが、忌まわしい因縁を抱えている事が先祖の実装で明らかとなった。
香川県高松市の、私立大学に通う女子大生だった。しかし母親が病に倒れた事で家計が苦しくなり、彼女もバイトで家にお金を入れるようになる。一方で父親も仕事量を増やして借金返済に務めるが、上司からプロジェクト失敗の責任を取らされて解雇。絶望した父親は発狂して母親を斬殺、バイト帰りの娘にも刃を向ける。全身を滅多切りにされ、ガラス窓に叩きつけられた彼女は、父親への復讐を誓いながら闇に呑まれていった。
ティザートレイラーでは男が女を斬殺している様子が描かれ、日本語での台詞もあったことから「鎧武者」「津山三十人殺し」などが予想されたが、殺されている側がキラー、更に初の日本人キャラ参戦という事で話題となった。なお命名及び台詞監修は公認モデレーター&有志翻訳代表(現:コミュニティマネージャー)のDonnary21st氏が協力している。クルシミハオーキクナルノダ
幽体離脱からの高速移動(フェイズウォーク)が可能だが、ナースと違って障害物のすり抜けは出来ない。発動中は生存者を視認できず、生存者から見るとその場に停止しているように見えるが、実際には高速移動して襲いかかって来る為、心臓に悪い。板当てされた際に即座に板を破壊するパークを持ち、呪いのトーテムを破壊される事で時間制限つきで一撃ダウンが発動するなど、殺意の高い仕様となっている。
根城にしているステージはYamaoka Estate(山岡邸)。
日本庭園を要する二階建ての和風建築……なのだが、所々中華っぽいのはご愛敬。古くから続いた由緒ある山岡家は無理心中事件の舞台となり、そこかしこが荒廃して今や見る影もない。
その後幼少時のエピソードが「アーカイブ」で明らかとなった。子供の頃から剣道を修めていたが男子からのいじめに会い、暴力を振るわれていた時に「先祖譲りの」狂暴性が開花。竹刀を手に彼らを血祭りに上げている。日本の描写がかなり胡乱なのは御愛嬌。 - The Legion(リージョン)
- 「Darkness Among Us」で追加。
笑顔を落書きしたマスクを被ったフード姿の若者。武器はハンティングナイフ。意味は「軍団」。
実は1人ではなく、Frank(フランク)Julie(ジュリー)Susie(スージー)Joey(ジョーイ)の4人。それぞれにスキンが用意されており、切り替える事で変化する。
本名、Frank Morrison(フランク・モリソン)。6歳で里親と養子縁組するが、乱暴な性格が災いして里親をたらい回しにされた。その後は基金目当てのオーモンド在住の里親に引き取られ、3人の「友達」とつるむようになる。彼らは「THE LEGION」を名乗って山中のコテージをアジトにし、退屈から逃げる為に犯罪行為に手を染め始めた。マスクを被っての窃盗に始まり、強盗、破壊、そして最後は殺人へとエスカレート。隠蔽の為に4人は遺体をアジトまで運んで埋めようとしたが、闇に包まれた森に誘われるかのように揃って消息を絶った。
「愚連の狂乱」を解放する事で走行速度を向上、生存者同様にパレットの乗り越えができ、攻撃した相手に「深手」を負わせる。深手状態は治療によって解除できるが、デフォルトで30秒のタイマーが付与され、ゼロになるとダウンしてしまう。ただし能力発動中は生存者の足跡が見えないなどのペナルティがある。2人以上の生存者が修理している発電機の可視化、ロッカーに隠れてから出てきた生存者を特定するなどのパークを持ち、脱出行動の妨害に比重を置いた仕様になっている。
根城にしているステージはMount Ormond Resort(オーモンド山リゾート)。
かつてはのどかなスキー場だったが、近場に豪華なリゾートスキー施設が建設されて廃墟と化した。不良やティーンエイジャーが肝試しと称して探索に挑むが、破壊されたコテージを要する山には「闇」が蠢いていると噂されている。 - The Plague(プレイグ)
- 「Demise of the Faithful」で追加。
古めかしいローブと冠を身に着けた、半分腐敗した女性。武器は振り香炉。意味は「疫病」。
本名、Adiris(アディリス)。古代バビロニアの大司祭で、キャラクターの年代としては最古となる。5歳で親に捨てられ、バビロンの『浄罪の神殿』に置き去りにされた。そこで修行を積みながら司祭となり、美貌と献身で民から崇められるようになる。しかし疫病に感染した事で神殿を去り、僅かな信者を伴い北を目指し、消息を絶った。その後も美しい女司祭の物語は様々に語られたが、真の結末を知る者はいない。
疫病に侵された緑色の胆汁「黒死の吐瀉」を口から吐く。この吐瀉物が命中した生存者は疫病に感染し、感染レベルによってデバフがつき、進行するとそこかしこで吐いて他の生存者やオブジェクトも感染させてしまう。ゲロぶっかけられる精神的ダメージも相当。マップ内に生成される泉を使えば感染から回復できるが、使用済みの泉から汚れを吸収したプレイグの吐瀉物は「汚濁の吐瀉」に変わり、ヒットすると即座にダメージをもたらす。
一定時間発電機を封印して修理不能にしたり、生存者をダウンさせると範囲内の他の生存者の位置を特定するパークを持つ。また「心音の発生源」を攻撃したオブセッションに移す、風変わりなパークもある。なお殺害演出は屈指の気持ち悪さとなっている。必見。
根城にしているステージはThe Temple of Purgation(浄罪の神殿)。
レッド・フォレスト内に突如として顕現した太古の建造物。かつては古代の大司祭を信奉する信者の罪や穢れを浄化する儀式が執り行われていた。石造りの壮麗な神殿は歳月と風によって浸食され、かつての輝きはとうに失われてしまっている。 - The Ghost Face(ゴーストフェイス)
- 「Ghost Face」で追加。
黒一色のフードつきコートと、ホラー映画「スクリーム」シリーズに登場した殺人鬼「ゴーストフェイス」のマスクをつけた小男。武器はサバイバルナイフ。
なお本作では映画シリーズとのコラボではなく、マスクの版権を所有するメーカーとのコラボになる。その為、以下の人物設定は映画のそれと同一ではない。
本名、Danny Johnson(ダニー・ジョンソン)。Jed Olsen(ジェド・オルセン)の偽名も持つ。カリフォルニア州ローズヴィルの新聞社にフリーランスの記者として勤務し、表向きは誠実で真面目な人物として評価されていた。しかし裏ではローズヴィルで連続殺人を繰り返しており、被害者は彼に付け回された挙句、ことごとく自宅で殺害された。自らの殺人の様子を写真や映像で記録して記事にし、住民を恐怖に突き落とした後、正体を明かすメモを残して忽然と姿を消す。その後フロリダ州に逃亡、撮りためた写真や自分のことを書き立てる新聞記事を自室の壁に貼りつけて悦に入っていた彼を、エンティティは自らの領域へと招待するのであった。
特殊能力「闇の包容」を発動させる事で、脅威範囲を完全に隠す事が出来る。生存者に一定時間視認されると能力は解除されてしまうが、逆に生存者に気づかれずに「つけ回す」ことに成功すると、対象を一撃でダウンさせる事が出来るようになる。また範囲内で音を立てた生存者を視認したり、修理中でない発電機を一定時間修理できなくするなど、隠密性と索敵に重きを置いたパークを持つ。
前々から実装の噂が囁かれていた上、アッシュ同様に公式からのおもらしによるリークで実装が確定したという珍事が発生している。また殺害演出は生存者を背後から刺し殺してデジカメで記念写真を撮るという屈指の悪趣味ぶりを誇るが、たまに仲間に入って一緒に映ろうとする生存者もいたりする。ひどい。 - The Demogorgon(デモゴルゴン)
- 「Stranger Things」で追加。
Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボで登場。
名前の由来はRPG「D&D」に登場する悪魔。「裏側の世界(アップサイド・ダウン)」に棲息する『種族』であり、個体名ではない。
やせ細った体に長い手足、鋭い爪、巨大な口しかない頭部を持つ。口は花のように大きく開き、中にはびっしりと鋭い牙が生えている。目鼻耳に当たる器官は見られないが、血の匂いを追いかけるなど、何らかの手段で探知している模様。
「深淵のいざない」を発動させる事で、2種類のアクションを取る。一つは「ポータル」で、地面に設置したポータル間を高速移動できる。ポータルは設置しただけでは見えないが、一度使用すると生存者に見えるようになり、除去できるようになる。ポータル使用後は一定時間脅威範囲が消失、ポータル除去した生存者も心音検知が出来なくなる為に奇襲に使えるが、ハグのまじないと違って設置するごとに古いものが消える訳ではないので、設置場所の吟味が重要となる。
もう一つは「シュレッド」と呼ばれる突進攻撃。ナースの瞬間移動を上回る速度で攻撃してくるが、一撃ダウンは取れず、方向転換も出来ない。なお「深淵のいざない」発動中は口が開き、足が遅くなるのが目印となる。
生存者を瀕死にする事で周囲の発電機を爆発させたり、発電機修理が完了するごとに周囲の障害物を封鎖するなど、妨害に重きを置いたパークが特徴。
根城となるステージはHawkins National Laboratory(ホーキンス国立研究所)。
インディアナ州、ホーキンス郊外の地下に作られた秘密の研究所。超能力を研究・軍事利用しようとした科学者らの実験が行われていた。1983年11月に精神感応の実験が失敗・暴走、異次元の怪物が多数解き放たれると、警備隊をものともせずに虐殺を繰り広げた。施設は破壊され、関係者の死体がそこかしこに転がっている。 - The Oni(オニ/鬼)
- 「Cursed Legacy」で追加。
鬼の仮面をかぶった大柄な鎧武者。武器は日本刀と大金棒。意味はそのまま「鬼」。
本名・Yamaoka Kazan(ヤマオカ・カザン/山岡華山)。スピリットこと山岡凜の先祖に当たる。山岡家初代である父に侍としての規範を教えられながら成長。農民が侍になりすまして侍の文化を汚していく状態に怒り、彼らを容赦なく狩り立てて惨殺し、「鬼の山岡」と恐れられるようになった。
やがて民草や領主からも侮蔑されるようになった華山は、家の名誉を取り戻す為に侮辱した相手を殺して回るようになる。その牙は息子を止めようとした父にまで及んでしまった。父を殺めて正気を失い、怒りに我を忘れた彼は放浪の末に城下町に戻って殺戮を行い、領主の舌を引き抜いて殺害。しかし決起した農民達に数で押され、遂に倒れる。石臼に押し込められ、拷問の果てに息絶えるが、その遺体は黒い靄に包まれ、忽然と消失した。
負傷した相手が流す血を吸収して自らを強化できる。血は玉となって浮遊し、これを吸収し続けるとゲージが上昇。ゲージが満タンになると「血の怒り」を解放できる。「血の怒り」状態では高速走行できる「鬼の進撃」、一撃で生存者をダウンさせる「鬼の一撃」が使用可能。「鬼の進撃」はヒルビリーとは違い、障害物に当たっても解除されない代わりに若干コントロールに癖がある。
組み合わせ次第で相手を苦しめる事に特化したパーク持ち。生存者をフックに吊るすと、他の負傷している生存者に出血と疲労効果を与えるほか、懐中電灯やパレットで自分に仇なした相手をオブセッション状態にして報復する。障害物を可視化するパーク(ケイトの窓と同じ効果)も。
根城にしているステージはSanctum of Wrath(怒りの聖所)。
何らかの理由で放棄され、寂れた神社。周囲は苔むして見る影もなく、含み笑いを浮かべた無数の地蔵が乱立している。かつて華山が放浪の末に辿り着いた時には鬼の石像があったが、自分を嘲弄していると感じて激怒した華山によって破壊されている。
ちなみに地蔵は視界外に置いてから見ると、全ての首がこちらに向き直っているホラー仕様。観戦モードではプレイヤーの動きに合わせてゴリゴリ動く為、一見の価値あり。 - The Deathslinger(デススリンガー)
- 「Chains of Hate」で追加。
ロングコートにテンガロンハットのガンマンスタイルの男。武器は特製のライフル銃。意味は「死」と「Gunslinger=銃使い」の合成。
本名・Caleb Quinn(カレブ・クイン)。アイルランド移民で、開拓者の貧しい家に育つ。エンジニアの父が持っていた古いレンチをもらったのをきっかけに道具作りに目覚めるが、自分をいじめる連中に報復する為の残忍な仕掛けを作るようになる。やがて鉄道のオーナー、ヘンリー・ベイショアにやとわれた彼は技師として様々な道具を開発するが、それらの特許は盗まれ他者に売り渡された。金持ちに搾取される事に激怒したカレブはベイショアに暴行を加えて逮捕。しかしベイショアが死ななかった事で死刑にはならず、ヘルシャー刑務所に15年間収監される事となる。そこでカレブは拷問装置を設計して刑務所長を満足させ、数人の同郷人と共に釈放された。かくして結成された「ヘルシャーギャング」は6年間全国を渡り歩き、指名手配犯を見つけては捕まえて刑務所に送る。しかしあのベイショアが刑務所を買収したという知らせを聞き、結局自分が連中の手駒に過ぎなかった事を知った。憎悪に燃えたカレブは仲間を引き連れて刑務所を強襲、看守を皆殺しにした上で刑務所長とベイショアを痛めつけ、囚人の中に放り込んで惨殺する。そしてかつて自分が収監されていた独房に向かった後、流れる血の跡を残してその消息を絶った。
キラーでは初となる銃持ち。ただし発射されるのは弾丸ではなく、鎖つきの銛である。「贖い主(The Redeemer)」と命名されたハイブリッドライフルから放たれる銛に当たると生存者を手繰り寄せて攻撃できるが、手繰り寄せる間にもがき脱出は可能(成功すると負傷+深手状態になる)。発射ごとにリロードが必要で、連発は出来ない。
技術者としての過去を反映するように、発電機がらみのパーク持ち。特定条件下で発電機修理のスキルチェックのたびにオーラ表示したり、オブセッション対象をフックに吊るすと発電機修理をエンティティが妨害、更に呪術系パークとして通常トーテムを破壊した生存者に忘却状態を付与、呪いのトーテムを破壊した場合には全ての生存者が一定時間可視化される。
根城にしているステージはDead Dawg Saloon(死んだ犬の酒場)。
開拓地、廃墟と化したグレンベールの街。この街を実効支配していたメイソン・ケリー・ギャングをヘルシャーギャングが強襲して戦闘となり、ギャングばかりか民間人にも甚大な犠牲が出た。
ちなみに刻限は初となる「夕暮れ」で、空には星が見え、沈んでいく太陽が見える。 - The Executioner(エクセキューショナー)
- 「Silent Hill」で追加。
ゲーム「サイレントヒル」シリーズからの出演。
巨大な多角錐の「頭」を持ち、死刑執行人の衣装を纏った男。武器は大鉈。意味は「処刑人」。
通称・レッドピラミッドシング(三角頭)。『2』の主人公・ジェイムスの罪悪感から生まれた怪物で、後続のシリーズ作品にも「罰を与えるもの」としてたびたび登場している。
『2』では妻メアリーの死によって妄想に逃れたジェイムスの「罪」を罰し、現実を認識させる存在として姿を見せ、たびたび襲いかかった。最終的にジェイムスが自分の罪を認めて立ち向かった事で役割を終え、長い眠りにつこうとしたが、エンティティにより別世界へと召喚。自らの責務を受け入れた彼は、サイレントヒルとは異なる「霧」の森で再起動した。
地面に大鉈を突き刺してトレイル(跡)を刻む「裁きの儀式」という能力を持つ。このトレイルの上を通過した生存者は「煩悶」効果を受け、この状態で瀕死にさせると「贖罪の檻」に送り込む事ができる。これはフック同様に処刑フェーズが進行し、最終的にはエンティティに捧げられる事となる。また一度檻に入れられた生存者は「最後の審判」として、条件つきで処刑する事が可能。
もう一つの能力「地獄の罰」は前方に放つ遠距離攻撃。これは壁などの障害物を貫通するものだが、発動後にやや硬直がある。
「苦痛を与えて罰する」という行動理念を反映してか、味方を庇った生存者を衰弱させるパークや、離れた場所で回復を行った生存者の位置を知らせて一時的に弱体化させるパークなどを持つ。
根城にしているステージはMidwich Elementary School(ミッドウィッチ小学校)。
幼き日のアレッサが通った小学校だったが、人ならざる力を持つ彼女は「魔女」として同級生に虐められ、先生からも庇われる事はなかった。その辛い記憶が反映されてか、今や血と肉と錆に浸食された魔所となり、「罪悪感」を具現化したかのような拷問器具が並んでいる。
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